2016年5月5日
子供の日なので小川山に行ってきた。
もちろん妻と子供たちは置き去りである。
ケケケっ!この日は初段以上しか眼中にないギエと
エイハブ船長がいい感じのムーさんが一緒。
オレは石の魂が目下の目標だが、
右手人差し指の状態が思わしくないため、
正直なところ完登は望めないと思っていた。
最初に足を運んだのはクジラ岩周辺。
ちなみに石楠花エリアに向かったギエとは、
結局、帰りまで交流がなかった。
山道で車酔いして気分が悪かったオレだが、
アップでタートル岩の3級に手を付けたら
あっという間に頭がシャキッとした。
続いて何度か敗退を繰り返してきた
シェル・ライトにトライ。
昨年ひとりで小川山に行った際、帰りの車の中で
「ひょっとしてジャミング?」とひらめいてから
早く試してみたいと思っていたのだ。
マントルが思いのほか悪くて動揺したが、
数年越しの宿題回収は嬉しかった。
上機嫌のまま、しばらくエイハブにトライする
ムーさんを応援していると、
クライミングなどによる膝の経年劣化で手術をし、
膝から何かを抜きとったばかりという
M晴ちゃんと久々に遭遇。
元気そうでよかったが、
リハビリって山の中でやるものなのか。
さて昼前には石の魂に到着したオレ。
5~6名の先客がいたので、
それぞれのホールディングなどをじっくり眺めながら
トライを繰り返した。
オレのスプレー持ちは指の配分が
少しだけイレギュラーなようだったが、
おおむね間違いがないようで自信が持てた。
とはいえ、やはり人差し指の保持力が弱っており、
ランジで飛び出す体勢になれず、力尽きた。
リップ取りで惜しい人が2名いたのだが、
彼らも結局敗退を喫する。
完登を狙うなら「せいぜい5トライ」というのは、
みなの共通の意見のようだった。
ヨレヨレになってくじら岩へ戻ると、
あいかわらずムーさんはエイハブに取り組んでいた。
リップへの足上げまで進展しているのだが、
あと、もうひと工夫と勇気が必要な感じだ。
オレはといえば、
もうほとんど出し尽くした気分だったが、
まだ15時を回ったところで時間もたっぷりあったので、
くじら岩の周辺で強度の低そうな課題を探すことに。
太鼓やスイールなどの宿題が頭に浮かんだが、
最終的に選んだのは、
以前はまるでスタートが切れなかったシャーク。
試しにスタートホールドに触れてみたところ、
何となくいけそうな感じがしたのだ。
本当にスタートできた!ボルダリング歴もこれだけ長くなると、
岩を触っただけで分かることもあるということか・・・・
意外と人気のある課題らしく、
次々とトライする人が現れては消える中、
最後まで粘っていたオレは何とか完登をもぎ取った。
珍しく18時近くまで打ち込んだ成果である。
ギエはモルボルを完登したということで
ホクホク顔で戻ってきた。
ムーさんは結局、1日中エイハブにトライし続けて敗退。
1日中エイハブにトライできる体力がすごい。
《主なトライ/小川山ボルダー》
【タートル】3級 ○
※ホールドが甘く、見た目より難しい。
【シェル】シェル・ライト 2級SD ○
※スタートはジャミングで解決。
【石の魂】石の魂 初段 ×
※下部は安定してきた。指が治ればあるいは。
【入口岩】スラブ 4級 ○
※簡単。
【入口岩】ラブリー・トラヴァース 1級 ×
※触っただけ。ムーブがさっぱり。
【シャーク】シャーク 1級 ○
※考え得るあらゆるムーブを試した。
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