2017年6月10日

月に一度は岩場に行く宣言をしたパチと2人、
二度目の白州に行ってきた。
お互い妻子ある身としては、
なかなか予定を合わせるのも難しい昨今だ。
ふと思い返してみたのだが、
昨年末から今年にかけてパチとは
下仁田、笠間、御岳、天王岩と一緒に登りに行った。
恐ろしいことにオレはパチの完登をひとつも見ていない気がする。
いや実際には見たのかもしれないが、
それは恐らくアップ課題にすぎず、
まったく記憶に残っていない。
泣けるぜ・・・・
オレはこう思った。
何とかパチに完登の美酒を味わってほしい。
しかも彼一人の力で。
基本的にオレはムーブのアドバイスなんて、
土下座されない限りしないタイプだし、
オレだけ登れるのがうれしい。
つまりこれは非常に珍しいことなんだが、
パチが登れそうで登れないかもしれない
ちょうどよさそうな課題を見繕ってやろうと考えたのだ。
万年3級クライマーが偉そうで恥ずかしい限りだが、
まあ、この日はそういう日だった。
到着時はすがすがしいほどの天気だったが、
昼ごろから降ったりやんだり。
オレは手を付けてない課題をやっては、
それなりに成果を残していたが、
パチは正午を回った時点で坊主。
平常運転といえばそれまでだが、
この日はそこから巻き返した。
結局パチは2級を2本完登。
そのうち1本は一度は雨で諦めたのを
帰り際のラストトライで決めてくれた。
オレが一番に勧めた「いぶし銀」だ。
この課題は本当に面白いのだ。
それにしても、
1日の始まりにしか良いトライができないことで
有名だったパチがどういう風の吹き回しだろう。
いけない薬でも始めてないことを祈るばかりだ。
オレはといえば、
パタゴニアという4級スラブ課題に敗退する一方、
ドリームタイムに光明を見出したので、
またタイミングを見計らって
白州を訪れると思う。
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