2017年9月24・25日
登る頻度が目に見えて減っているオレだけど、
ボルダリングに対する愛情はちっとも減っていないのさ。
毎年秋口にやっている平日一泊一人キャンプは、
オレのモチベーションを維持する一大行事だ。
ちなみにここでいうモチベーションとは、
人生に対するモチベーションのことだ。
それだけオレの生活の中で岩は重要な位置を占めている。
転職後、初めての有給取得。
本当は金曜日に休むつもりだったのだが、
恒例の一人キャンプは天候の都合上、
初の日曜日スタートとなった。
このところ週末の雨が続いていて、
Twitter上では誰もが小川山に向かうと言っている。
混んだ岩場が夏休みの竹下通りよりも苦手なオレは、
この時点で小川山、瑞牆の二大エリアをパス。
とはいえテント泊はしたいので、
お初の金山沢エリアに繰り出して、
夜には空いてるキャンプ場でのんびりしようと決め込んだ。
そんなこんだで迎えた日曜日の朝7時、
昔のロクスノを頼りに首尾よくエリアを見つけたまではよかったが、
ほとんどの岩がシケシケというか濡れていたので、
いったん車に戻って仮眠をとること約1時間。
気づくとほかにも車が停まっていたので、
いそいそと岩場に戻るとそれなりに乾いてきていて
じわじわと気分が高揚してきた。
いまだに体重65㎏という自分としては
かなりいけてないコンディションではあったけど、
岩場にいるとそんなことも忘れてしまう。
ロワーエリアにはテントを張った家族連れがいるので、
華麗にスルーし、アッパーエリアでアップをしながら
徐々にグレードをあげていった。
この日のお目当ては「鷲は舞い降りた」。
初手取りムーブを作るのに1時間半くらいかかって、
ようやく光明が見えたときには指も体幹もよれていた。
この課題、のっけから一本指ポッケなんす。
こういうときに現場で動画を確認できればいいんだけど、
実はオレのスマホは800MHz帯を受信しないので
そもそも岩場ではカンニングできないのよ。
まあひとことで言うとド敗退したわけだが、
濃厚で楽しい時間だった。
その後は近くの増富の湯に浸かり、
初めてみずがき山自然公園のキャンプ場に泊まった。
銃声のような音が定期的に鳴り響いていたけど、
あれは熊避けなのかな、と思った。
クルマで乗り入れられるのはとても楽だし、
選択肢が増えたのはうれしい。
翌朝、気分よく目覚めたオレは、
どこで登るかまだ決めていなかった。
前日、最後にさわった穴熊ントルは、
2トライ目でマントル返しまでいったので、
まず確実に完登できる感触があったが、
せっかくなので瑞牆でも何か登ろうという計画を立てた。
グレード的にお土産がなかったため、
お買い得と噂の「花畑」を探しにいくと、
代わりに見つけたのは、
なにかと動画界で物議を醸している「狆穴子」。
おそらく2日目のオレでも登れるんでないかと思って
アップ代わりに試行錯誤していたところ上部で一度落ちて、
着地時にマットで足がすべって、
前方の小岩にドロップキックをかましてしまった。
左足の中指にかなりの痛みが走り、
これはあとになったら靴が履けなくなるかもと思ったオレは、
次のトライで完登をもぎとって帰宅した。
今、左足の中指は紫色に腫れあがっている。
病院に行ってもしかたないので
ただ折れていないことを願う。
前回も同じようなコメントで締めくくった気がする。
ボルダリングって楽しい!!!PR