2016年4月17日
晴天の土曜日、
妻が婦人会の行事で
湯河原に登りに行ったため、
オレが自由に外出できるのは日曜日しかなかった。
どうしても涼しいマントルを登りたく
同行者を募ったところ、
降水確率60%の予報にも関わらず人が釣れた。
盛りである。
そんなにオレが好きなのかなあw6時前に花小金井駅で盛りを拾い、
岩場に到着したのは8時頃。
「しばらく登れそうだね、盛りちん」
などとキャッキャしつつ、
荷物をほどいているとポツポツと降り出した。
まだ心に余裕があったオレたちだが、
念のためにアップもかねて
さっそく涼しいマントルに着手することに――。
さいわいこの課題はかなり被っているので
下部のホールドは少々の雨では問題なし。
もちろんその間、
大切なリップはお風呂マットで覆い、
完全防水を試みてある。
「ぜんぜん指が起きてこないね~」などと言いつつ、
隙あらばそのまま完登してしまおうという魂胆だったが、
アップなしでは本当に指が起きてこない。
雨は降ったりやんだりの繰り返しで、
お風呂マットも置いたり外したり。
そうこうしているうちにリップ上のスラブ面は
びしょびしょになってしまい、
上部のカチホールドに水が滴ってきた。
この頃には他にもボルダラーが数名集まっており、
皆で雨宿りとおざなりなトライを繰り返すのであった。
上空には強い風が吹いていて、
雨雲が去ったと思っても
すぐに次の雨雲がやってきて、
雨は断続的に降り続いた。
一時、30分ほど晴れ間がのぞき、
びしょぬれだった岩が乾いた時は、
テンションがうなぎ登りとなったが、
その直後に雨雲のラスボスが来襲。
今度こそ本降りになった12時頃、
さすがの岩バカたちも撤収を余儀なくされた。
自分だけは降られないと思い込んでいたが、
まあ、そんなわけはないか。
今回はさすがにノーチャンスだった。
盛りには悪いことをしたので、
帰りもがんばって運転した。
帰宅後、今月初めてジムへと繰り出すと、
婦人会の連中に「アホか」とバカにされた。
夜にはジムで出くわした山岳会の連中と飲酒。
長時間、雨に濡れたせいか風邪を引いた。
《主なトライ/三峰ボルダー》
【涼しいマントル】初段 ×
※足置きに細かな修正を加えたのが唯一の収穫。
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