2016年4月29日
2年前まではゴールデン・ウィークといえば
小川山でキャンプが定番だった。
しかし昨年、耳の病気が原因で
恒例のキャンプを中断したのをきっかけに、
わざわざ混んでいる岩場で登らなくてもいいのでは?
という気持ちが強くなってきた。
トシかなあ(´Д` )とはいえ、せっかくの長期休暇、
小川山には行きたいので、
この日は日帰りでの来訪を予定していたのだが、
あいにくの荒天予報により行き先を三峰に変更。
わりと三峰モチが高目なパチとふたりで
久しぶりに晴天の岩場を楽しんできた。
パチにはペタシ、涼しいマントルと宿題があったが
オレは一応ひと区切りがついていたため、
最終的には太陽寺エリアを目指しつつ、
いろいろとマイナーな課題に手を付けるという計画だった。
そんなわけで最初に手を付けたのも、
シルクハットがあるエリアとは対岸に位置する
グリーンゼブラ周辺課題。
以前、手ぶらで渡渉できることは確認済みだったので、
すんなりと無人のエリアにたどり着くことができた。
渡渉に成功したところでパチが騒ぎ出す。
ザックに入れていた魔法瓶からコーヒーが漏れ出し、
中身がすべて茶色に染まったらしい。
それはそうと、最初に取りついた
ムーヴを考えよう(3級)という課題が
すこぶる考えさせられる課題で、
個人的には小川山の穴社員、笠間のラブタッチ、
瑞牆の一本桜に匹敵するほどの奥深さに
オレは朝っぱらから感動してしまった。
ネーミングのセンスには疑問符がつくが、
多くの人にぜひトライしてもらいたい課題だと思った。
続いてYouTubeにもちらほら動画が出ている
だきつきハングにトライすることに。
岩肌に毛虫が20~30匹くらい張り付いていて、
排除するまでに時間がかかった。
そのうちパチが素足で毛虫を踏んで
心の底から気持ち悪いと思った。
この課題も個人的には三ツ星課題だ。
オレは何とか完登したが、
パチが不意落ちしてねん挫した。
その後、パチが足を冷やしている間に
オレは地面からランジという
ダサい名前の1級を登った。
パチは何とか歩けるということなので
ふたたび対岸へわたって、
その後のことを考えようということに。
渡渉はなんとかうまくいったが、
なんでもないアプローチでパチが足を滑らし、
捻挫した右足を川に水没させた。
なんて日だ!涼しいマントルの前で
意気消沈する男を何とか元気づけようと思ったオレは、
基本的には一歩も歩きたくないパチの代わりに、
ペタシのフリクションを確認しにいった。
毛虫もおらず、まずまずの状態だと伝えると、
どうやらもう一度奮起させることに成功した。
ペタシ前にパチを残置し、
オレは太陽寺エリアを目指して
岩探索の旅に出かけることにした。
結果的には父岩の先で道を閉ざされ、断念。
川に浸かればもう少し先に行けたかもしれないが、
今回はやめておくことにした。
パチの元に帰ってきたら、
見事にペタシを完登したという。
↑余裕の帰り支度
翌日、判明したのだが、
パチの足首の靭帯は断裂していた。
ネタが豊富すぎる!《主なトライ/三峰ボルダー》
【ムーヴを考えよう】3級SD ○
※考えさせられた。名作だと思う。
【ベルロック】だきつきハング 2級 ○
※パワフルな好課題。
【地面からランジ】1級 ○
※上部は落ちられない。
【父岩】中級者マントル 2級 OTS ○
※黒本では1級の一手もの。完登後の下降も怖い。
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