2015年9月13日

ギエがエイハブを登り、195が穴社員になった翌日、
ギエ、ライトの連チャン組に魔裟斗を加え、
久しぶりに瑞牆のメインエリアに行ってきた。
土曜日はかなりコンディションが良かったようだが、
この日はたまに雨がぱらつき、
岩のフリクションも絶好というわけではなかった。
それはそうとして問題は、
僕が何を登りたいのか気持ちが定まっていなかったことだ。
この日、一番燃えていたのはライトで、
これまでに4000回は撃ったといわれる
百里眼を絶対に落とすという意気込みだった。
ギエは多少気抜けしていた感じだったが、
宿題のカラクリだけは終らせるという。
魔裟斗は何でも登れれば楽しいというお気楽モード。
このにやけた男はトポすら持ち合わせていない。
そんな中、まだ体重も夏のまんまで
気持ちもシーズン入りしていない僕は、
仲間の応援をしたり、魔裟斗に課題を紹介しているだけで、
午後を大きく回るまでダラダラと過ごしてしまった。
ちなみにライトは百里眼を2便で片づけ、
ギエは「あと30分ください」を
3回繰り返した末にカラクリに敗退していた。
魔裟斗は僕の狙い通り団栗5級に惨敗を喫したが、
ガリガリ岩で4級を登れて満足のようであった。
一応、この後は僕の行きたいところへどーぞ!
ということになり、指人形へ向かったのだが、
若い裸族が盛り上がっていたので何となくパス。
前々から気になっていた非公開エリアにある
猫頭ントルを探しにいくことにした。
ネットの情報を頼りに首尾よく見つけることができたのだが、
噂にたがわぬ高度感のある岩の様子に一同戦慄。
3m以上はあるところで、
特に手がかりのないリップでマントルを返すのだが、
見るからに勇気を振り絞る必要がありそうだった。
おそるおそる取りついたが、
はじめは中間部でも腰がひけて
みんななかなか手が進んでいかない。
言いだしっぺの僕がやるしかないと使命感にかられ、
何とかリップまでたどり着けるようになったが、
マントル返しとなると恐怖の次元が違った。
あとは足をあげるだけというところから、
自ら落ちるというのを5回ほど繰り返し、
結局この日は敗退してしまった。
ほかの3人はそこまでついてこれず、
ギエが最後の最後に右手をリップにかけていた。
ここから先は言い訳になるが、
僕は前週、塩原で後頭部を岩に打ち付け、
完全に自粛モードに入っていた。
リップのフリクションが信じきれなかったのもあるが、
基本的には気持ちで負けたという実感がある。
ほとぼりが冷めたころに
今度は一発で決めたいと思っている。
なんて体よくまとめてみたが、
要は腰が引けたんだな
《主なトライ/瑞牆山ボルダー》
【倶利伽羅】倶利伽羅 初段 ×
※スタート切れただけ。痩せないと無理。
【団栗岩】団栗 5級 〇
※再登。いい課題。
【猫頭岩】猫頭ントル 初段 ×
※リップまでは4級くらいだと思う。
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