2015年6月14日
梅雨の合間に「夏への扉」を開いた。
瑞牆のメインエリアとは少し離れたところにある
嘆きの岩の1級課題で、ずいぶん前から興味があった。
分かりやすいラインで高さがあり、
最後にマントルを返すというシンプルな課題。
SFの名作「夏への扉」から拝借したのであろう課題名も、
作品に思い入れのある僕の登攀意欲をかきたてた。
結果、どうやら体格的に向いていたらしく、
5トライくらいであっさり登れてしまったのだが、
完登したときの充実感はこの上なかった。
やはりボルダリングに高度は重要だと改めて思った。
同行したギエ、むーさん、ライトも気に入ったようで
集中してトライしていた。
最終的にギエもこの課題を足下にしたが、
あの高さを土下座マントルでトップアウトするという
目を覆いたくなるようなムーブを繰り出し、我々を戦慄させた。
マントル職人を目指しているらしいが、
これではマントル芸人である。
帰宅後、YouTubeで他人の完登動画を見てみると、
僕がスタートしたホールドよりも一手か二手、
右や下からスタートしている人が多かった。
しかも「スタート核心」とまで言う人もいる始末。
あまり深く考えずに手の届くところから
スタートしてしまったことで、
なんとなくミソがついた感じはあるが、
とりあえず気にしないことにする。
何より素晴らしい課題だったし、
また誰かを案内する時に再登する機会もあるだろう。
《主なトライ/瑞牆山ボルダー》
【ガリガリ岩】ガリガリ君 1級 ×
※午前中は撃ち続け、わりと自動化してしまった。あと最後のひと工夫。
【嘆きの岩】夏への扉 1級 〇
※飛ばしたスタートのムーブにどんだけ負荷があるのか怖い・・・・
【嘆きの岩】3級 ×
※応援タイムに触っただけだが見出せなかった・・・・
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