2016年2月3日
ちょうど1週間ぶりの笠間である。
またも昨年の代休を取った。
今度は完登する気、満々である。
同行したギエはサムライ返し狙い。
シンプル&ディープに王手をかけたオレとは、
どちらかが完登するか、諦めるまで、
別々にトライする予定だった。
アップもそこそこにシンプル岩に到着し、
いきなり本気トライを始めた。
2度目のトライで一手目のポッケが止まり、
5度目のトライで右足の踏み込みの感覚をつかみ、
上部の微ホールドを安定して取れるようになった。
ここらで新たな試みとして、
微ホールドを保持した後、すぐに左手を返してみたところ、
その後の左足のブラインドの踏みかえが
一気にやりやすくなった。
しかし続いて右足をスタートに上げるところが
ものすごく狭く、なかなかバランスを取りきれずに
落ちるというのを5、6回繰り返した。
手順、足順を変えてみたりもしたが、
結局、微ホールドを全力で保持することにより、
右足をスタートに乗せられることがわかった。
体が温まってきて、一番いい時間帯。
95%のムーブをこなしたところで、
またもスリップする超絶悔しいトライがあったが、
この時点でまだ余力を残しており、
「あと数回のトライの内に登れる」と確信したオレ。
しかし、好事魔多し。
次のトライで微ホールドを全力でつまみにいったところ、
人差し指を爪ごとガリッとやってしまい、
なかなかな出血と共に爪の3分の1が変色するほどの
ケガを負ってしまった。
何とか血が止まったので、
トライを再開したのだけれど、
自動化されたはずのムーブは再現できなくなり、
それでも粘っているうちに、
初手で酷使する左肩がどんよりと鉛のように重たくなって、
最後は文字通りボロボロになって敗退した。
帰り際、落ち武者となったギエには
「厳しいなあ!」と明るく敗退を報告。
しかし実を言うと、登れなくてこれほど悔しく思うのは、
かなり久しぶりのことだ。
↓これが先週
↓これが今回
どんだけ刻むんだよ!心配なのは、酷使しすぎた左肩が今、
かなり強い痛みに襲われていること。
はがれかけた爪はすぐに治るだろうが、
この肩の故障は下手したら長引くかもしれない・・・・
《主なトライ/笠間ボルダー》
【笠間サブウェイの岩】ヒージャー 4級 ◎ FL
※笠間の4級にしては登りやすい。
【笠間サブウェイの岩】バック トゥ ザ ヒージャー 3/4級 ×
※リップ取りに行く際、右手首の骨がグキッとなる。これはケガすると思って敗退。
【シンプル岩】シンプル&ディープ 初段 ×
※ようやく分かったが、自分の体格では上部がかなり狭い。しかしもう迷いはない。
PR