2016年1月27日
先日、ギエがシンプル&ディープを完登した。
動画を見たが、素晴らしい登りだった。
元々、オレが先に手をつけた課題だったこともあり、
できれば先に登りたかったというのが本音ではあるが、
このところ週2ペースで笠間に通っている
カサママンと張り合っても仕方ない。
そもそもオレは前回のトライで1手目すらほとんど止まらず、
挑戦権を失ってしまったように感じていたのだから。
この日、10月の休日出勤の代休をようやく取れたのだが、
暖かそうな湯河原に出かけようとほとんど決めかけていた。
しかし事前に荻パンメンツで北関東出身のスギーノ君が
笠間に現れる予定だと聞きつけ、
何となくそっちに行ってみようかなと
進路変更したのであった。
若干、積雪の心配をしていたのだが、
市街にはまったく見受けられず、
駐車場に少し残っていただけ。
この日はまずアップで、珊瑚岩の近くにある陰陽岩で
マントルの2級課題を触ってみるつもりでいた。
するといきなり、
うるまをトライしているスギーノ君とその相棒に遭遇し、
「このあと、エ・モーションと
シンプル&ディープやりますよ!」とのこと。
オレはシンプル&ディープとはいったん
距離を置こうと考えていたのだが、
またまた何となくこの課題と対峙することになった。
結局、一日中この課題やってた(´Д` )なぜならこの日は一手目が止まる、止まる!
腰の振りでグイーンと取りにいく感覚をつかんでしまい、
ほとんど外すことはなかった。
とはいえ、次の右足の踏み込みの精度が低く、
なかなかジリジリと上に上がっていくことができない。
しかし十分に身体も温まったころ、
この日一番のトライができた。
一手目が止まり、小さなフットホールドに乗り、
右手を返しながら身体をずりずりと上げていく。
右手が上部の薄カチを完全に押さえつけ、
ブラインドの左足が決まり、
ここでようやく右手のスタート位置に右足が乗る。
さらにポッケの左手をずらして、
左足を上げる場所を作ろうというところで
妙な考えが頭をよぎった。
「左手はダイク使っちゃだめなんだっけ!?」
一瞬、混乱したオレは左手を強引に返しにいき、
バランスを崩してそのトライをお釈迦にしてしまった。
あとでギエに確認したところ、使うとよくないダイクとは、
シンプルファイターで使うダイクのことで、
普通にやればオレが陥ることはなさそうだ。
結局、その後は登れそうで登れないトライが続き、
最終的に17時前に諦めるわけだが、
最後の最後まで1手目は止まり続けていた。
その代わり、つま先やふくらはぎがつってたけれど。
スギーノ君はエ・モーションのリップが取れずにド敗退。
あまり執着するそぶりも見せず、
門限があるからと14時過ぎには帰っていった。
下道を使って1時間半の距離とはうらやましい限りだが、
超絶苦手な岩場なため、特にうれしくはないらしい。
カサママンが聞いたらきっと怒るだろう。
オレもやりたい課題が復活したため、
笠間熱が再び盛り上がってきている。
2月中に何とかもう一度挑戦したい。
(おまけ)
《主なトライ/笠間ボルダー》
【陰陽石】2級 〇
※リーチがあるとかなりお買い得な気がする。右奥ガバは限定した。
【シンプル岩】シンプル&ディープ 初段 ×
※昨年冬の最高高度に達し、がぜんやる気が出てきた。
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