2014年5月19日
ふと「かぶった岩が登りたい」と思い立ち、
平日休みを利用して天王岩に行ってきた。
骨折明けの昨年12月に初めて訪れたときには、
フィジカル不足でまったく歯が立たずに悔しい思いをした場所だ。
大雪の影響で岩場に出かけられなかった期間、
僕はジムでは努めて傾斜のある課題に取り付き、
ケガの治療中に失われたパワーを取り戻すことに力を注いできた。
近ごろはその甲斐あって、
以前のパワーを完全に取り戻せたと実感できる。
とはいえ、基本的には非力系ボルダラーである僕には、
天王岩の強い傾斜は典型的な苦手分野。
ここを克服しないと先には進めないのである。
平日の誰もいない天王岩ボルダーは、
僕のような傾斜にとことん弱いヘタクソが
他人の目を気にせずにトライを重ねるにはうってつけの場所だ。
リップにぶら下がって適当にアップをしたあと、
前回ド敗退を喫した般若(初段)に狙いを絞り込んだ。
実は以前にトライした時には、
下部のアンダーホールドは使ってはならないものと
なぜか頭から決めてかかっており、
それもあって自分の体格にあったムーブが作れなかった。
今回は恥ずかしながら、事前に動画で予習してきたので、
核心のリップ取りが「飛ばし」か「ランジ」の
どちらかということまで把握していた。
お持ち帰りする気、マンマンである(´Д` )まずは下部からムーブをバラしていったのだが、
他にトライする人もいないので解析は順調に進んだ。
核心のリップ取りはランジで決めたかったけど、
パート練習では何度か成功したものの
地面に足を擦ってしまうことが多く、やむなく却下。
つなげトライを始めてから30分ほどでリップを足下にした。
午前中にお目当ての初段を落とした僕だったが、
その後はめっきりと体にヨレを感じるようになり、
気づけば体幹を持っていかれていた。
やっぱりそれなりに強度があるのだね。
諦めよく午後2時にはその場を離れ、
「瀬音の湯」で体を労ってから帰宅。
思えばこのところ、
成果はあっても1本で終わることが多い。
これが老いというやつか(´Д` )でも天王岩にリードに来ていた先輩方には、
「若い人は熱心だねえ」と声をかけられた。
小生もああいう風に年をとりたいものである。
《主なトライ/天王岩ボルダー》
【天王岩ボルダー】般若 初段〇
※リーチムーブで解決。易しめか?
【天王岩ボルダー】色即是空 初段×
※一応ムーブはバラしたが、つなげるのは別の話。
【海王岩】海王 2級×
※2手目が厳しく登れる気がしない。
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