2014年7月23日
まず最初に断っておくと、
僕はYouTubeなどでクライミングの動画を鑑賞するのが
それほど好きなわけではない。
僕が好きなのは、自分の完登動画を酒のつまみにすることで、
他人の動画を見ていても特に面白くない。
ましてや初めてトライする課題を
事前に動画でムーブを確認しておくことなんてあり得ない。
まずOSという楽しみがなくなるし、
そもそも自分で一手ずつ解決していく楽しみが奪われてしまうじゃないか!
そうなると当然、ラインすら読めずに
何が何だか分からないまま敗退、ということも少なくないけど、
それが岩場での本来の楽しみ方だと僕は思っている。
実はこの間、岩場で3級のOSを逃して悔しがっていたら、
「本当にOSにこだわっているんだね」などと
仲間に言われることがあって、少々愕然とした。
まあ実際に僕がOSできることは滅多にないので、
仕方がないところもあるのだけれど、
狙っているフリをしてるとでも思われていたのなら
心外である。
かくいう僕もどうにも行き詰まった時には、
家に帰って動画をあさることもある。
あるけど、そういう行為にはどこかやましさがつきまとう。
完登が目的なのは間違いないし、早く登りたいのも心情だ。
でも本当にうれしい完登がどういう種類のものなのかは、
自分でもよく分かっているつもり。
それでは、どうして自分の動画をブログで公開するのか?
ここを突かれると、確かに僕の姿勢は矛盾している。
ひとことで言えば、完登の証拠映像であり、
それ以上でもそれ以下でもないと思っている。
あえていうなら、完登までの一挙手一投足を文章で説明することは
それこそ野暮だという思いもある。
ブログに完登動画を載せる人は少なくないけど、
僕は前述の理由で見ないことが多い。
ま、見たい人は見ればいいよ(´Д` )
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