2013年3月16日・18日
16日の土曜日、ほぼ2年ぶりに家族で御岳に行ってきた。
僕は御岳でいうと僻地にあたるエゴイストにハマっているわけで、
そんな状況で3歳の娘と0歳の息子を連れまわすことには
若干の躊躇があったが、そんなことも言っていられない。
嫁(195)が忍者をやりたいんだと!ということで午前中は完全にサポートに徹した。
指力には定評のある195は、
1トライ目から普通にスローパーを止めると飛ばしムーブに移行。
分かっていたことだが、ここまでは非常にスムーズだった。
しかし身長、リーチともに161センチの体格では、
ここからがまさに核心。
その後は試行錯誤をしながらよれるまでトライするも、
飛ばしが決まることはなかった。
週1ジムクライミングを約8か月続けての復帰。
どうしても嫁には甘くなるけど、
それでも2年ぶりの外岩とはまるで思えない。
午後2時を回って、ようやく自分の時間。
前回、大敗退を喫したエゴイストだったが、
この日は普通に中継カチを止め、
スローパーホールドをマッチし、
右カチを止めるところまではできた。
何度もできた。
敗退!!おそらくあと一手の工夫なのだが、
どうしてもこのホールドを抑えきれず・・・
というパターンを繰り返してしまった。
夫婦そろって
残念な感じで帰宅したわけだがよく考えると水曜日は祝日だね!
この精神的余裕があと一手足りない原因だったのかも・・・
などといいつつ、実は月曜日に僕は代休を取っていた。
そりゃ、登れなくても余裕があるわけだ(´Д` )そして月曜日、今度はひとりでエゴイストトライ。
とにかくリップ前の右カチがしっかりと持てれば、
あとは何とかなるというのが僕の計画。
日曜日には棒のようになっていた左腕は、
渾身のケアのおかげでそこそこ回復しており
なんとか戦える感じだった。
午前11時くらいにロッキーボルダーに到着すると、
運よくエゴイストトライ中の人がいたと思ったら、
つい先ほど完登されたとのこと。
アップもそこそこにひとりきり(マット1枚)になってしまい、
恐怖のソロトライが始まった。
落ちる場所さえわかっていれば
案外、何とかなるものだったけど
問題の右カチは相変わらずしっくりこないまま
食いしばっては落ちるというトライを繰り返した。
すると待ちに待ったマット2枚を持った
ボルダラーさん2名が登場!
たぶん2時間くらいは一緒に登っていたと思うけど
そのうちお強い方があっさりと完登を決め、
そしてまたマット1枚になってしまった。
実はこの土曜日と月曜日、
僕があんまり同じところで踏ん張れないものだから
色々な人にあの「右カチ」を保持するコツを教えてもらった。
すべてバラバラの意見だった。すでに15時を大きく回り、
僕の左腕は限界に近づいていた。
日本代表が完敗したことも知っていた。
あとやっていないことは「右カチ」をカチらないことだけだった。
結果をいえば、カチらないことが正解だった。
しっかりとつかめている感じはなかったが、
指の腹のフリクションを信じることができた。
マット1枚の恐怖に耐えて、左足で乗り込むと
その先にはパラダイスとしか思えない
素敵なリップが待っていた。
おまけ動画
《2日間の主なトライ/御岳ボルダー》
【ロッキーボルダー】エゴイスト 初段
○ ※中継カチ使用バージョン。次はオリジナルムーブで。
【オーストラリア岩】カンテ右 3級
○ ※再登。横のモンキーカンテ(4級)もそうだが、かなり面白い課題。
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