2012年2月5日
正月以来のソロ御岳。
突然発表するが、
実は僕の今シーズンの目標は初段2本完登なのだ。
しかるにこのところ、継続してトライしている初段が1本もない。
分かっている。ゆゆしき事態である。
目標達成のためにもそろそろ真面目に初段やりますということで、
この日はちゃんと狙いを絞っていった。
ファットブロッカー 初段。
ジム的な課題と思わせて、そうでもない。
特にホールドがジムにはあり得ないシビアな持ち方を強いられる。
僕にとっては一手一手が厳しい課題である。
何度かトライしたことはあるのだけれど、
これまでは3手目のクロスムーブをかまして
カチっぽいピンチホールドを取りにいくところができなかった。
僕よりよっぽど強い人もできなかったり、
そうでもない人がこの場所を悠然とスルーしていったり、
ちょっとわけのわからない感じがしていたのだが、
右足をちょっと低めの悪い場所に伸ばしただけで、
この日はあっさりとできてしまった。
つくづくクライミングは「自分ホールド」を見つけるに限る。
とはいえ、その後の上部のカチが止まらず敗退。
あっという間に左手の前腕が終わり、
次回に持ち越しとなった。でも、継続すれば完登は近いと感じた。
初段に取り組んだあとは自由時間(にした)。
小考の末、トラヴァースボルダーへ向かった。
御岳洞窟1級にトライしようかと思ったが、
ルーフ内はびしょびしょ。それにマット一枚では心もとない。
そこで先週失敗したトラヴァース1~3級にトライ。
ちょっと苦労したが3度目で完登した。
断っておくが、以下は
とても退屈な動画である。
目立った核心もないし、前半の1/4は死角でトラヴァースしている。
一応マットの敷いてあるあたりが僕的に苦しかったところ。
でも「あ、出てきた出てきた!」そういうたぐいの面白さしかない。
あとは意外なところからの登場人物くらいか・・・
基本的にスルーでお願いしたい。
そもそも1~3級というのはあまりに曖昧である。
唐突に終了したが、黒本をご覧あれ。
正しいゴール地点である。
次は何を登ろうかと忍者岩方面にとぼとぼ歩いていくと、
たいてい閑古鳥の鳴いているA岩(マミ岩の右上)が
お茶パンのごとく繁盛しているところに出くわした。
僕はここの2級ができておらず、興味を持って立ち止まると、
いつも染み出しが激しい課題なのだがカラッカラ。
どうやらトライする人がいるようで混ぜてもらうことにした。
予定外のお持ち帰り!5回ほどのトライで完登したが、
どうやら僕も強くなっているらしい。
のけ反るような体勢を強いられるラインなので、
とにかく体幹がよれる印象があったんだけど、
この日は何とか耐えることができた。
当初の目的としては初段トライに身をささげ、
坊主でもいいや、と思っていたが、
やはり完登はうれしい。
しばらくは初段打ち込みからの、
何かしらのお土産ゲットというスタイルを貫きたい。
《この日の主なトライ/御岳ボルダー》
【ピンチオーバーハングの岩】ファットブロッカー 初段× ※上部のカチが止まらない
【トラヴァースボルダー】トラヴァース 1〜3級○ ※高い位置のホールドは使っていないので、少なくとも3級のラインではないと思う。
【忍者返しの岩周辺A岩】2級○ ※体幹がヨレる
【砂箱岩】砂箱トラヴァース2 初段× ※ヨレてからさわった。手順、足順を研究。
【杣の小橋エリアE岩】5級○ ※〆にやったが、まあ恐ろしい!
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