2012年1月15日
外岩で登っていて一番うれしいのは、
打ち込んだ課題を苦労してRPしたときだと思う。
できなかったことができるようになる、
ボルダリングのまさに醍醐味だ。
以下はその瞬間をとらえた映像である。
1、2、3
ちゃんなべがエゴイスト初段を悠々とRPした。
僕の業績でないのがまったくもって残念だ。
彼の場合、打ち込んだというよりは、
日ごろの鍛錬が間違っていなかったという証明だ。
2年前は核心といわれるスローパーを止められる気がしなかったそうだが、
2年ぶりにトライしたこの日は余裕すら感じさせる見事な登りだった。
おめでとう!人はやっぱり、強くなれるのだ。
実は僕にとっては初めてのロッキーボルダーだったのだが、
二日酔いで気持ちが入ってこないこともあり、
1度もトライすることはなかった。
どうも自分らしくない行動だったが、
二日酔いの体は精神にも影響を与えるらしい。
この日、僕がようやく登ろうかと思い始めたのは、
3時を大幅に回ったころだった。
本来、大好物の恐怖課題である
素登り(初段)に初めてトライしてみた。
普通に怖かった!いつでも人気の忍者岩にもかかわらず
マットが敷き詰めてられていることがほとんどないこの課題。
この日は寒さと恐怖で自分の動きができずに、完敗した。
しかし、火をつけられたともいっておこう。
ほとんどトライしていない僕は力が有り余っていた。
ようやく酒もぬけ、気力が増してきたので、
エゴイスト完登で賢者モードに入った
ちゃんなべにリクエストして、砂箱岩へ。
砂箱トラヴァース2級に初トライした。
結果は、敗退。
動画を見てもらえばわかるが
最後の4級ラインで落ちまくった。
いいところなしの僕だったけど、
最後にもうひとつ完登動画をお届けしたい。
ちゃんなべの嫁、ちゃんさちによる
無名の3級完登動画である。
断っておくが、この娘、
小川山で三日月ハングを落としている
それなりの実力者である。
でも、僕はちゃんさちの登りに以前から不満を抱いていた。
なぜ、そこで自ら落ちる!?しかしこの日は、違っていた。
というより、ちゃんなべと知り合ってから、
いや、むしろこの僕と知り合ってから、
ちゃんさちは徐々に女として変わり始めていたのだ。
もはや、ちゃんさちには、
以前のように余力を十分に残して自ら落ちる
寸止めボルダラーの面影はない。ちょっと下品な表現になってしまったが、
僕はうれしい。
《この日の主なトライ/御岳ボルダー》
【御岳ウォームアップエリアC岩】#14 3級○ ※寄せのムーブが考えさせられる
【忍者返しの岩】素登り 初段× ※手に足ヒールから手を出すまで。次はただじゃおかん!
【砂箱岩】砂箱トラヴァースSD 2級× ※4級ラインでヨレる。起承転結があり、面白い!
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