2012年3月25日
もう御岳は春だ。
日が当たる場所ではTシャツで十分。
ボルダラーの数も格段に増えて、
どこの岩場も賑やかだったが、
シーズンも終盤にさしかかったと思うと
少々寂しい気もするアラフォーな僕であった。
デッドエンド横断を完登後、
明確なターゲットが定まっていない僕は、
明確なターゲットがあるパチに付き合って、
またもデッドエンド岩へ。
最近は完登の可能性が高そうな初段を見つけたら、
一気に打ち込みを開始して、
そのままRPまで粘るというのが
僕の必勝パターン。
テッシーは時間がかかりそうな気がしていたので、
今まで触ったことのないデッドエンド左に
取り組んでみることにした。
初手のポケットが持てねえ。
こっちは早くリップへのランジがやりたいのに、
ああだこうだと持ち方を考えてもしっくりこない。
ジムでお知り合いの方にも独特のカチり方を教わったりしたのだが、
どうも力が伝わらんのですよ。
そうこうしているウチに右手の指だけが疲れてきた。
かといって今さらテッシーに切り替えるのも気が乗らない。
ひたすら初手のポッケの研究を重ねていたら、ついに見つけた。
「中指を上に上げたまま人差し指と薬指でカチる」のが僕の正解。
一度コツをつかんだら、そのままリップへの飛び出しまで成功した。
ランジはまだかなり洗練させる必要ありだけど、
完登の可能性が見えてきた気がする。この日はここまで。
ちなみにパチはデッドエンドのポッケを取ろうとするところまで
ムーブができあがっていた。
久々の外岩だったオカーチャンは、
のっぽムーブでポッケは取れるがその後の寄せに苦労。
いいぞ、もっとやれ。実はこの日は久々に6人の大所帯。
岩場ではバラバラに行動したが、
帰りに荻窪で飲み会となった。
初めてまともにしゃべる人もいたので、
その中でこのブログについて触れてみたのだが、
「万年3級」というタイトルにいちゃもんがついた。
「アンタ、3級じゃねえだろ」
「過ぎた謙遜はイヤミになる」
「もっとジムでも高難度課題やれ」
「飲んでばかりいないで薪を集めろ」
「鼻がでかい」
もう散々であった。たしかに僕は外では1級、初段あたりをターゲットにしているが、
ジムでは3級を中心に取り付いているし、外でも3級は大好物だ。
いくら罵倒されようと、
一度決めたことは簡単には覆してはならないと
学校の先生に教わらなかったか?
オマケ動画
ピンチ岩対岸で見つけたマイナー3級課題。下地いと悪し。
スポットしてくれているパチの動きが笑える。
《この日の主なトライ/御岳ボルダー》
【玉堂美術館エリア#6】クラック 3級○
※細いクラックを使ってレイバックで。2撃
【デッドエンドの岩】デッドエンド左 初段×
※リップに飛び出すまで。あと数センチ
【ピンチオーバーハングの岩】ファットブロッカー 初段×
※右上のカチが止まらないが、そこまでは安定。
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