2012年11月3日
なんとか今年中にもう一度小川山へ行って、
因縁のエイハブ船長を落としたい!諸事情があって、一度はあきらめたチャンスはすぐにやってきた。
今が伸び盛りのパヤシ君とタッカー、
そして腰痛から立ち直ったエースちゃんなべと一緒に、
(僕だけ)10日と間を空けずに一路、廻り目平へ!
ひょっとしたら今年最後になるかもしれないエイハブトライに
僕の鳩胸は道中ドッキドキであった。
到着時は氷点下。
最高気温が6度となかなか厳しい予報だったが、
こちとら真冬の御岳で鍛えに鍛えてきた身である。
動き始めてみれば、やっぱり大したことはなかった。
まずは最近恒例の親指岩下ボルダーでアップ。
露岩、哲学岩、玉葱岩でチョメチョメしたあと、
以前、僕が危険な転がり落ちをした小川山マントル5級に
仲間を引きずり込むことに成功した。
この日は一撃。ちゃんなべも続いて完登。
とりあえずリベンジを期する僕としては
幸先のいいスタートであった。
そして昼前にはエイハブ目当てでくじら岩へ移動。
いまのうちに言っておくけど、
3トライ以内で完登できると思っていた。
1トライ目、これまで散々苦しまされた
核心のコッペパン取りは前回同様ラクラクできたが、
右手を飛ばすところで不用意に足をスリップしてしまった。
まだまだ時間はたっぷりある、と、
この時点では余裕綽々だったのだが、
ここでまさかのどツボにはまるのがanykeyだ。
突然、左の薄カチがしっかりと持てなくなり、
マスターしたはずのコッペパン取りを6~7回連続して失敗。
「まだ指が起きていないだけだ」と自分に言い聞かせていたのだが、
気付けば、精神的に追い詰められていた。
「できていたことが、できなくなる」
この時、僕はクライマーあるあるの中でも特にたちの悪い事例に
はまりつつあることをひしひしと感じていた。
しかし敗退の可能性も受け入れつつあった13時過ぎ、
突然、その時はやってくる。
今回はマントル部分は一発で決めた。
集中力を切らさなかった自分に、
まずは「おめでとう」と言いたい。
そして周りのみんなにもたくさん祝福され、
なんだかもうお腹いっぱいになってしまった。
その後は石の魂の看板課題に挑戦したり、
雨月岩周辺でまったりと過ごして、1日を終えた。
僕がこの日に満足したことは言うまでもないが、
パヤシ君が因縁の穴社員をついに仕留め、
タッカーが初の花崗岩ボルダーで3級を5本完登!
極めつけは、ちゃんなべが石の魂のランジ初段をど派手に完登するなど、
全員が全員よき成果を持ち帰ることができた。
これはきわめて珍しい!みんなの足を引っ張らずにすんでよかった(´Д` )
おまけ動画
《この日の主なトライ/小川山ボルダー》
【露岩】マントル5級×
※またも難しいマントル発見・・・
【哲学岩】3級○
※いつかフィロソフィーやりたいので。
【葉月岩】リップ・アップ6級◎ OS
※これは簡単に感じた。
【葉月岩】小川山マントル5級○
※前回失敗したときより、ちょい左のライン。
【クジラ岩】エイハブ船長1級○
※デッドエンドよりは簡単だが、忍者返しよりは難しく感じた。
【石の魂】1級×
※ポッケ取りに手が出ず。またやりたい。
【雨月岩周辺B岩】3級○
※一日の終わりにパズルに挑戦。
【雨月岩周辺B岩】2級×
※ムーブ解析にいたらず。でも面白い。
【雨月岩】右初段×
※なんかホールドが欠けたらしい。いつの日にかできそう・・・
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