2015年11月1日
ギエが阿佐ヶ谷駅のロータリーで逆走したまま
交番の前に駐車し、切符を切られたとかで、
若干スタートが遅れた岩場日和の朝。
いきなり7000円の出費はかわいそうだが、
みんなで猫頭ントル登っちゃおうぜ!
てな感じでそれなりにいいテンションで須玉で一息。
あとは岩場へ一直線のはずだったが、
半分くらい行ったところで、
久しぶりに一緒に岩場に行く
サダ氏が「あれあれ~」と騒がしい。
聞けば須玉のヤマザキのベンチに
買ったばかりの昼食を忘れたらしい。
そういえば、僕も、隣に置いたままだったよ!
いきなり昼食なしが決定し、
前途多難なスタートになったが、
こうなればあっという間に猫頭ントルを返し、
キャンプ場で昼飯をゲットするのだ!
ということでアップもそこそこに本気トライスタート。
ちなみにギエとライツはまったく僕らに
食料を譲る気はなかったみたいだけど、
猫頭前で合流したパヤシがメロンパンラスクを恵んでくれて、
持つべきものは友達だなあと思った。
グリズリーさんとも久々に岩場で出会い、
なんかやせてて見るからに強そうだったが、
猫頭ントルは苦手そうでホッとした。
さて、登りの話をほとんど書いてなかったが、
猫頭ントル初トライのサダ氏は
リップまでのムーブを解析してからは
わりとあっさりトップアウト。
なんつーか、さすがです。
一方、僕はといえば前回、
夏のぬめりに恐怖負けしたリップへの足上げは、
逆足をどこかに一段上げないとできないと理解していた。
2度目のトライで強引なスメアで
リップにヒールをかけたのだが、
しっかりと足が上がらず、手を返しても体が上がらない。
そこからどハマりして迷走モードに入ってしまった。
暇を持て余したサダ氏が
動画を撮るために二度目のトップアウトをするのだが、
そこでようやく勘づいた。
これは腕全体のフリクションだな、と。
身長は同じだが、リーチが約10センチ長いサダ氏は
腕を目いっぱい岩肌に這わせても
足下を見る余裕があるのだが、
腕の短い僕は前腕のフリクションを使うと見えない。
しかし、そこを勘で行くと決めてしまえば何とかなるもの。
しびれる課題だった。
その後、時間はかかったが、
ギエもライツも猫頭ントルを完登。
4人全員がそれぞれ違うムーブで
初段をお持ち帰りという
なんだか滅多にないめでたい日になった。
その後はギエが宿題のカラクリを完登した以外は、
誰も結果は出なかったが、
帰りにヤマザキに寄ったら
店員さんが僕らの昼食を預かっていてくれるという
神対応があり、
やっぱりヤマザキだなと改めて思った。
《主なトライ/瑞牆山ボルダー》
【猫頭岩】猫頭ントル 初段 ○
※勇気と腕力。
【泉の家】初段 ×
※まったく分からなかった。
【材木岩】マントル 2級 ×
※完全に向いてない。
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