2012年5月20日
久々にひいた風邪は咳がひどかった。
夜も眠れず、つらい日々を過ごしたが、
なんとか回復基調に入り、ようやく「登りたい」という気持ちがわき上がってきた。
とはいえ、病み上がりのクライマーの心理は複雑である。
ちゃんと登れるかな。
登れなくても仕方ない。
意外と体重が減って登れるかも。
でも今回、僕の場合はこうだった。
一週間休んで、だいぶ指のケガもよくなった。
初段2本登れるかも!?
超前向きである!そんなわけで2週間ぶりに向かった外岩、御岳は
まるまる1週間ぶりのクライミングでもあった。
まずは前回、心残りとなった砂箱岩へ向かい、
砂箱トラヴァースSD2級(Long Version)にトライした。
何とか3度目のトライでものにしたが、
個人的な感想でいえば、4級ラインに抜ける通常バージョンよりも若干難しい。
1級に近い2級に感じた。
午前中からこの課題に取り組み始めたが、
1回トライすると20分以上は休みたい感じだったので、
気付いたら午後になっていた。
次なる目標は忍者岩の子供返し(初段)。
指もだいぶよくなっていけるんじゃないかと目論んでいたが、
結局はダメだった。
トライ数は7、8回。
珍しく子供返しにトライする人がほかに2人いたので、
いろいろムーブを参考にしながら取り組んだのが、
残念ながらみな僕よりもかなり小さく、
わかりやすいヒントはなかった。
それでもようやく一手目のムーブは
本当に固まった感がある
右足はバンドの切れ込みに立ち、
左足はスタート後、右に寄せる。
右足を軽くたたんで体を壁から離れないように
右手を一気に遠いガバカチへと伸ばす。
以上、僕の一手目の覚書である。
一度も取れたことないけど!この日はソロ御岳だったのだが、
けっこう知り合いのクライマーに出会えてまったく退屈しなかった。
中でも僕がボルダリングを始めたころにお世話になった
現在某ジムの店長に久々に会えて、
「こういう人付き合いもあるのだなあ~」と
不思議な感慨を覚えてしまった(まあ数年に何度かは会うのだけれど)。
クライミングをやっている限り、
またどこかで出会い、近況を伝えあえる仲間がいる。
自分の生活の中にそういったジャンルがあるのは、
ちょっといいなと思った。
ちなみにそのあとデッドエンド岩に向かったのだが、
病み上がりのせいなのか気付けば体が疲れ切ってしまい、
まったく意味のないトライしかできなかった。
当初思っていた初段2本とか、まったくもっておこがましい。
少々早めの撤収となったが、それでも満足な一日だった。
今週末は、小川山キャンプの予定。
新規で4級以上5本、うち1級以上1本の目標で行ってきます!!
《この日の主なトライ/御岳ボルダー》
【砂箱岩】砂箱トラヴァースSD 2級long version〇
※いつも人気のない砂箱岩。僕は大好きです。
【忍者返しの岩】子供返し 初段×
※一手目取れず。指皮が削られるようになってきたので、止まるのは時間の問題?
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