2012年8月11日
「夏の御岳、けっこう楽しめますよ」
すでに二度ほど夏御岳を満喫したパチと森チャンの誘いに乗り、
僕とグリズリーさんを加えた4人で早朝から御岳で登ってきた。
先月末、ドロドロ&ヌメヌメの北山公園でオフシーズンの
ボルダリングの厳しさを痛感してきた僕としては、
当初は半信半疑だったのだが、
結論から言えばエンクラと割り切るならば
全然登るには問題ない感じである。
気温はこの日も30度を超えていたはずだけど、
川に面した忍者返しの岩は風の通り道になっており、
加えてこの日は太陽に雲がかかることが多く、
不快なまでの暑さはまったくなかった。
そうはいってもシーズンに比べるとかなり数少ないボルダラーは
たいがい上半身裸で登っており、
むしろ脱いでいないと「なんなのあの人、恥ずかしいの?」と
いわれそうな雰囲気でもあった。
実際、かなり絞れた体をした若者が多く、
40前の崩れかけた肉体を持つ僕としては
躊躇するところが大きかった。
そんなこんなでTシャツを脱げない僕は、
白狐岩やその周辺の岩でアップした後、
子供返し(初段)や変形忍者返し(初段)にトライ。
やはり初手が止まらず進歩はなかったが、
「いつか止まりそう」くらいの感覚には達したかな。
そして忍者岩に直射日光が当たり始めた12時過ぎ、
僕はおもむろに水着に着替え、だらしない上半身を周囲にさらすと、
前回、パチが宿題にしてしまったという玄関岩のトラヴァース3級に
トライを開始したのであった。
川にせり出したルーフをトラヴァースし、
ルーフの先端でマントルを返すというこの課題は
なかなか見栄えはいいのだが、やっぱり夏以外にはトライしづらい。
落ちればそのまま川にドボンである。
当然、僕は一撃狙いだったのだが、
結果はパチ、僕、グリズリーさんという順番で
お約束のように水ポチャ!この課題のために持ってきた古いミウラーもびしょぬれになり、
なんだか妙にテンションが上がってきた。
そして3度目のトライで僕がルーフの先端にまで達し、
得意のマントルを返して一抜け!
結局、この課題を落としたのは僕だけ。やったね。
その後はルーフ部分をさらにトラヴァースするラインに
挑戦をはじめたが惜しくも完登ならず。
いちおうこちらの動画もさらしておく。
僕らが玄関岩で水遊びを楽しんでいるころ、
少し上流の対岸では
水着姿のグラビアアイドルみたいな連中が
きゃっきゃと撮影していた。
夏の御岳、悪くありません。《主なトライ/御岳ボルダー》
【忍者返しの岩】子供返し 初段×
※止まりそうで止まらない
【忍者返しの岩】変形忍者返し 初段×
※できなかったけど、子供返しより簡単かも
【玄関岩】トラヴァース3級○
※意外にマントルが悪い
【玄関岩】もっとトラヴァース×
※あとは登りきるだけだったが、意外にホールドの向きが悪く、敗退。
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