2012年3月20日
登れるときは登れる。
登れないときは登れない。
でも、それじゃあ納得いかない。
僕のこの日のターゲットはデッドエンド横断(初段)。
先週末は雨にたたられたが、
この火曜日が祝日だったことを喜んだクライマーは多かっただろう。
しかしこの僕に限って言えば、微妙なタイミングだった。
前回の御岳で腰を痛めたことはこのブログでも報告したが、
思った以上に予後が長引き、
いまだに手に足ができなかったり、
単純に体幹が生かせない状況が丸一週間も続いてしまった。
ただし既にRP状態に入っているデッド横断に関して言えば、
腰を痛めていることによってできないムーブはなさそうだった。
この日も腰は痛かったが、徐々に進度をのばし、
3トライ目以降はいつ完登してもおかしくない状況になった。
そして突然、その時はやってきて、
核心の乗り込みを越えることができたが、
周りの誰が見ても「え~なんでそこで落ちるの~!」的な
失敗を2度も続けてしまった。
自分でも恥ずかしいくらいの失敗であった。
今思えば、前回右抜けのみを登ったときと
手順足順を変えてしまったために生まれた
違和感が原因だったのだが、
要は自分の修正力が足りなかった。
その後はどんどん疲れがたまっていき、RPの気配は薄れていった。
覚えているのは「今日もだめか(でも次は登れるかな)」という
後ろ向きな気持ち。
でもラストトライ。どうせ登れないにしても、
もう一度、しっかりと集中力を高めてやってからでないと
次につながらないと思った。
うっひょ~ 登れた!
忍者返しを登った時もそうだったけど、
「もうだめだ」と思った時ほど、実はチャンスなのかもしれない。
いや、やはり集中力なのだ。
少なくともこの日、もっと早く登れていた可能性は十分にあった。
もし今日登れていなかったなら、自分の勝負弱さを責めていたに違いない。
やっとこさ登れたからこそ、あえて言いたい。
ボルダリングは登ったもの勝ちである。
以上である。
《この日の主なトライ/御岳ボルダー》
【デッドエンドの岩】デッドエンド横断 初段○
※核心後に落ちると恥ずかしいです
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