2012年11月11日
先週、ようやくエイハブ船長にケリをつけたわけだけど、
ひとことでいえばとてもスッキリした。
やはり関東地方でボルダリングを楽しむ人にとって、
忍者返し、デッドエンド、エイハブ船長という3本の1級課題は
特別な意味を持っている(と、脳にすり込まれている)。
他にいくら1級や初段が登れたからって、
このいわゆる三大クラシック課題に取りこぼしがあっては
次に進んではいけないような気持ちすらする。
そういう意味では僕にとってエイハブ船長という課題は
ある種の呪縛でもあったわけで、
それが解けた今、次は何にトライしようかと
非常にワクワクしているのだ。
そんなわけで週末は快晴の御岳へ!と
いきたいところだったのだが、土曜に仕事が入ったため、
やむなく日曜、夕方から雨予報の御岳へ。
前日が最高の天気だったためにこの日は人も少なく、
しかも今にも降り出してきそうなどんよりとした曇り空の下、
午前中の勝負と思って久し振りのデッドエンド岩を訪れた。
特に目標はないというちゃん森を巻き込んで、
僕は春に取り組んでいた勅使河原狙いに決め込んだ。
体格はだいぶ対照的な二人だが、
ちゃん森はデッドエンド岩で僕と同じくデッドエンドと横断を落としており、
同じ課題を撃てるので色々と気づきがあって面白かった。
テッシーを撃つちゃん森
最初はムーブを思い出す感じでスタートしたが、
僕は明らかに初手のポッケの俵持ちは以前よりしっかり持てるようになっていて、
2手目の右手カチ取りまでスムーズに移行できた。
で、核心のポッケ取りだがこれはちょっと惜しい感じ。
やっぱり止まらないんだけど、指がかかる感覚が分かってきた。
ちゃん森もムーブは違うが、同じような高度まで達していた。
今年中にマントルをやれるかな。
空模様がますます怪しくなってきたので、もはや移動は無理と判断。
その後は永久放置課題として殿堂入りが決まりかけていた
イギリス人のトラバース2級にトライした。
これも体格の違うちゃん森と試行錯誤していたら、
何となくお互いムーブが完成して、あとはつなげるだけになった。
実は以前にもバラしてムーブを作ったことはあったのだが、
もちろんそれはすっかり忘れているし、
しかも今回のムーブは以前より格段に完成度が高かった。
結論から言うと今回は敗退したわけだが、
たぶん近いうちに完登できることは間違いない。
そして午後2時半ごろ、ついに雨がポツポツと・・・
撤収!これで御岳通いも3シーズン目。
もはや登れる課題は登り尽くしてしまったこともあって、
この日のように坊主で帰ることも増えてくるだろう。
精神衛生上、ひと月に一本は新規で完登がほしい。御岳小橋前のトイレが新しくなっていた
《この日の主なトライ/御岳ボルダー》
【発電所エリアA岩】2級SD○ OS
※トポを見る限りラインは間違っていない。欠けたか、下地が上がったか。
【デッドエンドの岩】勅使河原美加の半生 初段×
※ポッケ取り、もう少しスタティックにいければ止まりそう。
【デッドエンドの岩】デッドエンド左 初段×
※リップは触れるけど、特に進歩はない。
【デッドエンドの岩】イギリス人のトラバース 2級×
※ほぼ1年ぶりのトライ。下部を安定して進めるムーブがついに完成。
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