2012年12月16日


先週はまたしても背中の筋を違えてしまい、
ジムも含めてほとんど登ることができなかった。
たいした障害ではないと思っている人もいるようなのだが、
いってみれば、これはギックリ腰の背中バージョン。
一度寝るとなかなか起き上がることもできないし、
何かの拍子で走る激痛は頭が真っ白になるほどだ。
そうかと思うと3日くらいで突然、
何ごともなかったかのように治癒してしまう。

背中の筋違えはこれで2か月連続。
そのちょっと前には首の寝違えもやっており、
異常なくらいに頻発している。
たぶんかなり背中に疲れが溜まっているのだろうが、
なかなか体のサインを見抜くことができない。


40間近の肉体って

ホント無理が利かない(´Д` )


そんなわけで御岳に行くのは2週間ぶり。
例によって勅使河原美加の半生（初段）狙いなわけだが、
前回から別段強くなっているわけもなく、
いま持っている力で対処するしかない。
はっきり分かっているのは、
核心の右ポッケ取りは多くて２、３回しか成功しないということ。
少ないチャンスをしっかりとものにして
マントルを返してやるつもりだった。

アップもそこそこに午前中からトライを始めると、
７、８回目に右ポッケをとらえた。
左手でリップを止め、その後マッチにも成功。
前回惜しいところまでいったときは、
そのまま左ヒールをリップまで上げたのだが、
両手首がミシミシいって足が上がらない。で、自ら落下。
少ないチャンスを逃してしまった。

この後も執拗にトライを重ねたが、
核心ムーブで右肩の付け根を軽く痛めてしまい
さらには左の指も限界に近づいてきたと分かった。
敗退の可能性も受け入れながら、あと数トライと決意した。


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ついに完登！
リップをマッチしたあと、
またも左足が上げられなかったのだが、
前回と違うのはリップの奥にガバが見えたこと。
何とか右手でホールドをつかみ、
無我夢中でマントルを返すことができた。

一応何本か初段を完登している僕だが、
落とした課題はトラバース系ばかりで
あんまり男らしくない履歴であった。
その点、このテッシーは直登するラインが潔く、
自分としても格別に印象深い一本となった。

ちなみにこの日、一緒に登っていたパチは
またもデッドエンドに敗退。
どうやら長期戦になりそうな様相だ（よしよし）。
それから誕生日である12/24までに
忍者返しかデッドエンドを完登しないと引退の危機を迎える
おかーちゃんもどうやら目標を果たせなかったようだ。
僕の知ったことではないが、


全力を尽くしてほしい



おまけ動画



《この日の主なトライ／御岳ボルダー》
【デッドエンドの岩】勅使河原美加の半生 初段○
　※マントルはリップ奥をつかんでしまえばそう難しくない。
【デッドエンドの岩】デッドエンド左 初段×
　※次回から本気で取り組もうかと思う。
【チキンドーム】チキンドーム１級×
　※某ブログで見つけた課題。ムーブが見いだせなかった。
【チキンドーム】チキンＳＤ２級○
　※再登。パワフルで楽しい課題。パチも登ったよ。

2012年12月2日


１週間、待ちに待ったテッシートライ。
右ポッケさえ取れたら、
次は絶対に完登できる自信があった。


結果、ただの一度も取れなかった。


前回かなりコツをつかんだと思ったポッケ取り。
取れるときは取る直前に「取れる」と分かるのだが、
この日はそういう感覚もなかった。
実は前日から背中に結構なハリと痛みがあって
一抹の不安を感じていたのだが、
これがまんまと的中してしまったわけだ。


金曜日にガスファンヒーターの

お持ち帰りなんてしなければよかった(´Д` )


自分にとってギリギリの課題だからこそ、
こういうこともあるとは理解できる。
理解はできるけど、

ボルダリングって難しいな。

また次回、テッシーとは真っさらな気持ちで
向かい合おうと思っております。

そんなわけでこの日の午後は黙々と
デッドエンドの岩で修行に明け暮れていた。
連れのパチも狙いのデッドエンドでムーブの迷路にはまっており、
ブレイクスルーはもう少し先になりそう。
早く二人して宿題終わらせて、
もう少し日の当たる岩でトライしたい。


さて、ここで時間は午前中にさかのぼる。
僕は常々、外岩にいったら
アップの時間も楽しみたいと思っていて、
課題やエリアの選択にはこだわっている。
この日、訪れたのはピンチ・オーバーハングの岩の
対岸にある名無しの岩群。
以前「クラック３級」なる課題を登りにいったことがあるのだが、
その時は遊歩道が工事中でアプローチにえらい苦労した。
しかし気づけば工事は終わっており、
確かさわっていない４級課題もあったことだし、
これは行くしかないと思ったわけだ。

すると思わぬ発見が！
おそらく水量が多いとすぐに水没してしまう岩が
この日はナイスな下地とともに
いかにもマントルしてくれという感じで佇んでいたので、
おもわず課題を設定してしまった。





奥に見えるのはピンチ岩ね

パチにもやってもらったが結構苦労していたから、
一応５級ということに。
さらにその後、
けっこう満足感のあるＳＤ２級を完登できたのは
うれしい誤算だった。





いよいよアップでやる課題がなくなった


《この日の主なトライ／御岳ボルダー》
【玉堂美術館エリア】親不知５級　○
　※深い足位置に対処して、マントル直上。歯みたいな形の岩。
【玉堂美術館エリア♯４】４級　◎　ＯＳ
　※バランス系。
【玉堂美術館エリア♯５】ＳＤ２級　○
　※出だしのムーブがなかなかハードだった。
【デッドエンドの岩】勅使河原美加の半生 初段×
　※背中の疲れによるものか、一度もポッケが止まらなかった。
【デッドエンドの岩】デッドエンド左 初段×
　※リップをけっこうな勢いではたけるようになった。