2013年3月20日
とりあえずのエゴイスト完登後、
特に目当ての課題もなかった僕は、
忍者返しを撃ちたくてたまらない妻195に付き合って
超エンジョイクライミングモードで御岳入りした。
この日の忍者岩は大盛況で
不人気課題で有名な素登りの前でさえ、
これでもかとマットが積み上げられる異常事態。
実はこれ、『
ピンクでキャンパ』でおなじみのSENさんが、
その辺でたむろしている若者たちに
「素登りしてみない?」とたぶらかして集めた善意のマットたちであった。
僕も以前から素登りには興味があったのでとにもかくにもマットを提供。
195の忍者トライの合間にちょこちょこ撃ってみることにした。
これ、苦手だあ(´Д` )核心はポッケからの「クロス」もしくは「飛ばし」なわけだが、
まずこのポッケを取ることがうまくできない。
ヒールフックからの体を伸ばす感覚をつかめなかった気がする。
SENさんには持ち前の度胸を買われて参戦したものの、
度胸を見せる場面すらなかった。
何だかやる気もなくなった僕は子守りに専念。
195が執拗に忍者返しにトライを重ねるのを見守ることにした。
結局、完登こそならなかったものの、
一度は飛ばしに成功するなど着実に進歩している。
そのうち登ってしまうんだろうな。
忍者返しを登った嫁さんを持つってどんな気分だろう?
おまけ動画
実はこの日の夜、国分寺で送別会があった。
僕が外岩にハマるきっかけを作り、
幾度も行動を共にしてきたちゃん鍋が、
東京を離れ、故郷の福島に家族で移り住むのだ。
彼は僕より8つも若く、ボルダリングをやっていなかったら
恐らくまるで接点もなかったはずだ。
何が言いたいかというと、登り続けてさえいれば
また会う機会はいくらでも作れるということ。
幸いなことに彼の奥さんであるちゃんサチも登る人であり、
まだ3か月の娘さんもその道を辿るのだろう。
東北のクライマーのみなさん、
岩場やジムで吉田沙保里にもの凄く似た男を見つけたら
なかよくしてやってください。
《この日の主なトライ/御岳ボルダー》
【オーストラリア岩】モンキーカンテ 4級○ ※一撃再登。何度登っても面白い課題だな~
【忍者返しの岩】素登り 初段× ※とりあえず触ってみたという感じ。しかしあんなにマットが大量にある日は次いつ来るのか!?