2014年5月3日~4日
毎年恒例のGW小川山男祭り。
今年も規定に反して女性が2人参加となったが、
そんなことはどうでもいい。
自分のことを語らせてほしい。
僕は大人になった僕は本来、自他ともに認める
マシンガントライ至上主義者である。
岩場で30分以上おしゃべりを楽しんだり、
お湯を沸かしてラーメンを食べるなんて余裕は
まったくもってない!
もちろんいつでもオンサイトを狙っているが、
これという課題には5分とおかずトライをかまし、
本能のままにムーブを見出していくしかない
能天気クライマーでやってきた。
でも最近、ふと改めて思い至った。
40代にさしかった僕にはそれほどトライ数は残されていないのだ。
ましてや年に何度もいけない小川山。
これと思った課題は1回1回、
大切にトライして完登をものにする。
これが今回の男祭りの僕のテーマだった。
その通りにできましたアップもかねて参加者計10名で訪れたファンタジー岩では、
秋からの宿題でもあったベヒーモスにまたもしてやられたが、
心を乱されることなく、華麗にスルー。
本命の忘却の果てを落とすことだけを考えて、
仲間たちの猛烈なトライを冷めた目で見ることに成功した。
そもそもこの日は到着が遅かったこともあり、
岩場に出た時にはすでに猛烈に暑く、
勝負をかけるなら夕方以降と決めていたのだ。
14時過ぎ、約半年ぶりに対峙した忘却の果ては、
やはりフリクションに難があり、
僕は十分に間を取りながら下部のムーブを
コツコツと固めていく作戦に出た。
まだまだ暑く、頭もボーっとしていたため、
一時はまったく完登のイメージもわかなかったが、
気温が下がってきた16時頃、
集中力が高まっている自分を感じることができた。
その時はそれからすぐにやってきて、
すべてがうまくはまって上部のアンダーホールドをとらえると、
マントルをすんなり返して完登した。
お腹いっぱいになった(´Д` )
この日、狙いの課題を落とした仲間は他におらず、
夜の焚火は危うく盛り上がりにかけることになるところだったが、
しこたまアルコールをぶちこんだ僕がはっちゃけることで
なんとか楽しく1日を終えることができた。
あとで聞いたところによると、
そうとう周りをディスっていたみたいだが、
まったくもって覚えてない。
GWに完登できないやつらが悪い実はけっこう指力を温存していた僕だったが、
翌日は二日酔いこそ軽かったものの
新たに高難度課題に挑むような気力は失われており、
ひたすらエンクラモードで1日を終えた。
もったいない気持ちがしないでもないが、
やはり暑さには勝てなかった。
念願の課題を首尾よく完登した後、
あまった指力をうまくつぎ込むことが
今後の課題である。
とはいえ、登るときは登り、飲むときは飲む。
すべて含めて大人の振る舞いが光った
GWの小川山であった。
異論は認めないおまけ動画
《主なトライ/小川山ボルダー》
【ファンタジー岩】ベヒーモス 1級×
※遠いスローパー取りが止まらず。
【ファンタジー岩】モルボル 初段×
※上部のスローパー取りが止まらず。
【忘却岩】忘却の果て 初段〇
※上部のアンダー取りに苦心した。
【石の魂】石の魂 初段×
※指が痛くて即断念。
【涙岩】ホワイトティアーズ 4級〇
※再登。熱い4級課題。
【涙岩】涙涙 1級×
※おさわり程度。面白いかも。
【霜月岩】落葉 5級〇
※すばらしい5級。
【霜月岩】冬枯れ 2級×
※ムーブが見出せなかった。
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