2016年3月13日
めったに岩場で会えないパチのリクエストにより、
今シーズン最後のつもりで笠間に行ってきた。
パチはワシントン倶楽部、おかもち、シンプルファイター。
ギエはモラン、石器人スラブ。
ライツはおかもちというラインアップ。
オレもどうしてもという課題はなかったので、
流れにまかせようと思っていた。
この日の一発目はヒップ岩。
ギエとライツがアップもそこそこにモランを始めたが、
いかにも危険そうなラインでオレはやる気が起きない。
一応3便くらい出してみたが、左足ヒールが信じられず、
先に進むことができなかった。
気持ちの問題が大きいと思う。
パチのワシントン激撃ちを冷やかしたり、
スラブの1級にトライしてみたものの、
何となく気持ちが乗ってこなくてダラダラと過ごしたオレ。
モラン組が敗色濃厚となったところで、おかもちへ移動。
やはり、この課題が面白かった。
前回はスタートを切るだけでパワー全開という感じだったので、
色々な手順、足順を試してみるもののしっくり来ない。
パチとライツもスタートに苦労していたが、
そもそもみな体格が違うのでお互いに参考にならない。
特に鋼鉄の股関節を誇るパチは、
左足をスタートにセットするために
手で踵を持って運ぶという実に荒っぽいムーブが印象的だった。
荻パン名物“陸トレ”で骨盤の動かし方を習っているそうなのだが、
成果が見えるのはまだまだ先になりそうです!
一方、小柄なライツはスタートからやたらと手を刻む。
その際、足を滑らせ、風車のように回転しながら
落ちてきたときはオレも肝を冷やした。

それでも真面目に取り組んでいれば変化は起こる。
オレは十分体が温まったところでパワー全開のムーブに戻したところ、
突然、体を岩に預ける感覚を見出し、スタートが楽になった。
そして誰も使わないような尖ったゴミホールドに光明を見出し、
左足がスタートに上がる寸前まで進展した。
「こりゃ、登れるかも」とついにテンションが上がったが、
まさにそのゴミホールドで人差し指の先をスパッと切り、流血。
これにてムーブが起こせなくなり敗退である。
すっきり終わらなかったのは残念だけど、
とても面白い課題なのでまたやりに来たい。
結局、この日は誰も狙いの課題を落とせず、
今シーズン最後の笠間は終了。
あ、カサママンはまだ行くかも・・・・
《主なトライ/笠間ボルダー》
【ヒップ岩】アンダートラバース 4級 ○
※アップによい。パチがFLしていたが、オレは7~8便出した。
【ヒップ岩】スラブ 1級 ×
※アップにならなかった。上部までいけず。
【ヒップ岩】モラン 初段+ ×
※左足ヒールが決まらず。まずやる気になる必要がある。
【プラクティス岩】おかもち 1級 ×
※左足がスタートに上がれば・・・・
【きのこ岩】トラバース 1級 ×
※最後のランジが飛び出せなかった。実質、一便でヨレた。
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