自分の得意ムーブや得意なホールド、
あるいは他の人より長けている部分って、
みんなちゃんと把握してるものなのかな?
僕は登り始めて随分経ってからも分からなかった。
一緒に登る仲間が増えて、
外岩がクライミングの中心になってきてようやく、
自分の登りが客観視できるようになってきたところがある。
むしろそうなってこないと、
これから先の伸びしろにはあまり期待できないような気がする。
クライミングの有名な理論に
「最も弱い環を鍛える」というのがあるが、
一方で自分の得意を生かした登りで完登を狙っていくのも常套手段だ。
でも僕の場合、得意なムーブといえるのは
乗り込みとマントルぐらいしかない。
だから僕がOSするには、
乗り込んで、乗り込んで、マントルを返すしかないのだ。
なんというか結構、絶望的な感じだ。
ホールドでいうと、カチは持てれば安定感があるから好きだけど、
持てないものは持てない。ピンチはめっきり持てない。
スローパーはそう強くもないけど致命的に弱くはない。
全体的な保持力という意味では、
3級クライマーとしては悪くないのではないか。
細かいフットホールドに乗るのは下手ではないと思う。
我ながらさっきから分かり切ったことしか書いていない。
結局、何が僕には足りないかというと、純粋なパワーだ。
単純に引きつける腕の力が弱く、パワーに自信もないため、
引きつけずに勢いで登ろうとする傾向が強い。
そうだ、懸垂しようPR