2013年1月12日
最高の天気に恵まれた三連休の初日、
初の岩場となる湯河原幕岩ボルダーに行ってきた。
この日は外岩経験はまだまだながら
湯河原幕岩にはやたらと造詣が深いパヤシ君が一緒だったので
アプローチももっぱらお任せで楽をさせてもらった。
まずはアップにおすすめという河原エリアへ。
この時点でもうかなり気温が上がってきて、まさしくポカポカ陽気。
パヤシ君いわく「こんなに人がいるの見たことない」というほどの盛況ぶりで
静かな岩場というイメージはあっさりと崩れ去った。
朝からにぎやかな桜岩でいくつか簡単な課題を登ったあと、
「疑惑の2級」とされるノースとノーズにトライ。
疑惑はぬぐえなかった(´Д` )続いて「ムーブが謎」といわれるのっぺり3級にトライしたが、
こちらは確かにややこしく、スタート直後からのっぴきならない感じ。
初めての岩場では決して課題に固執しないことがモットーの僕は、
この3級にあっさりと見切りをつけることに。
正直、危ないところだったけどね(´Д` )
続いて、湯河原幕岩の看板課題がひしめく梅林エリアへ。
お買い得で名高い2本の初段、貴船とパイプラインがある
貝殻岩に興味があったのだが、こちらも想像を絶する大盛況。
マットがびっしりと敷き詰められ、入れ替わり立ち替わり
お買い得ハンターたちが課題に取りついていた。
またの機会にすると即決した(´Д` )ということでこの日のメインターゲットに据えたのが、
貝殻岩のすぐ裏手にある梅林ボルダー。
ゆうに5メートルはあるハイボルダーで見栄えもよく、
僕はひと目で「登りたい!」とほれ込んでしまった。
ちなみにこちらはほぼ貸し切り状態。
遠くに海を眺める実に居心地のよい場所だった。
5級から初段までの課題が設定されているのだが、
どれも高さがあって登攀意欲をそそる。
まずは5級のガンバレ西村君を気持ちよく一撃。
さらに岩のど真ん中のもっとも高さのあるラインを貫く
アイアン・メイデン3級をわずか2トライで完登し、
勢いに乗って三ツ星課題の木漏れ日SD1級にトライすることにした。
1トライ目で中間部まで達し、手ごたえを感じた僕は
ここで何の気なしにトポを眺めていると衝撃の事実に気付く。
アイアン・メイデンはSD課題!え、あの高さをもう一度!?とは思ったが、
このままでは気持ちが悪いので、
立ちスタートでまだ完登していなかったパヤシ君と共にトライを開始した。
ところがSD部分がリーチのある僕にはやたらと厳しくどハマり。
パヤシ君のほうが下部はあっさりと解決してしまい、
僕は猛烈にプレッシャーを感じることになった。
結局なんとかムーブをひねり出し、完登にこぎつけたものの、
厳しいホールドの連続にかなり指先にダメージを負ってしまった。
ちなみにアイアン・メイデンとは中世ヨーロッパの拷問器具のことであり、
針でさすような痛みが課題名の由来かと思われる。
あっさり登れれば大した傷は負わないが、
はまればそれは拷問である。
その後は木漏れ日にひたすら撃ちこんだが、
上部にさしかかるところの一手を解決できなかった。
しかし大いに可能性は感じたし、何より絶対に完登してやりたいという
強い気持ちがわいてきたのがうれしかった。
ちなみにパヤシ君も拷問にはまり、最後はヨレヨレ。
次は絶対登ると息巻いていた。
こういう宿題なら大好物だおまけ動画
《この日の主なトライ/湯河原幕岩ボルダー》
【桜岩】カンテSD 4級◎ OS
※一撃。
【桜岩】ノースSD 2級◎ OS
※一撃。
【桜岩】ノーズSD 2級◎ FL
※一撃。もっと下のホールドからはじめるのだろうか…
【桜岩】のっぺり 3級×
※スタートすら困難なのですぐ諦めた。
【梅林ボルダー】ガンバレ西村君 5級◎ OS
※ホールドはよく、ガシガシ登れる。
【梅林ボルダー】アイアン・メイデンSD 3級○
※おすすめ課題。あの高さでSDというセンスに脱帽。
ちなみに僕はその昔、同名のHMバンドが大好きでした(´Д` )
【梅林ボルダー】木漏れ日SD 1級×
※登りたい。上部に入るまで一手一手が悪い。
【穴岩】穴倉 3級○
※核心はランジだが、僕は足が余裕で残る。
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