2013年4月28日・29日
5週間ぶりの外岩は、毎年恒例の小川山キャンプへ。
週のはじめに突発性のじんましんに襲われたり、
2日前にジムの3級課題で手のひらのマメを持っていかれたりと
不安要素が多いままでの参戦だったけど、
まずは天候にも恵まれ、文句なしのスタートとなった。
実は僕は今回、明確な宿題や目標を持ち合わせておらず、
トライする課題から選ばないといけない状態だった。
ただ昨秋、1級のテストピースである
「エイハブ船長」を完登したこともあり、
そろそろ初段に手を付けるべきだと感じていた。
いろいろ調べた上で可能性がありそうに思えたのが、
バランス系の初段といわれる「忘却の果て」。
経験上、2日目はまともに登れないことが分かっていたので、
初日に勝負をかけるつもりだった。
エイハブ狙いのグリズリーさん&TKとは初めから別行動。
僕はパチ、パヤシ君、ちゃんクミと一緒に
親指岩下ボルダーでアップ後、いざ石楠花遊歩道エリアへ。
まずは「お買い得ガイド」のパチが仕入れてきた情報を元に、
魚岩の1級・変人にトライすることにした。
2撃。ガイドさんすごい!
ちなみにパチとちゃんクミもめでたく「変人」の仲間入り。
なぜかパヤシ君だけはヒールフックがうまく決まらず、
生真面目なところをアピールしていた。
思ったより早く片付いたので、
すぐ近くの「隠れ人」1級にも取り付いたが
こちらは可能性が感じられず、敗退。
そろそろ忘却でもやるかと思ったところ、
これまたすぐ近くのお買い得初段として有名な
「神の瞳」がめずらしく空いていたので、
予定を変更して取り付いてみることにした。
結果からいうと敗退したけど、
そのうちできるだろうという感触。
リップが止まれば面白くなりそうだ。
次の機会にしっかりと取り組んでみたい。
そしていよいよ、メインディッシュの「忘却の果て」。
この課題は以前にちゃん鍋がトライするのを
スポットしたことがあって、なんとなくムーブは知っている。
スタートのホールド位置だけ先客の方に確認して始めてみると、
スルスルスルと左手がリップを押さえ、
二段目の右手アンダーをガッチリと保持。
あとは右足をよきところに上げれば・・・・
足を上げる途中でバランスを崩して落ちたが、
大いに可能性を感じさせるファーストトライだった。
がぜん気分が盛り上がってきて、
猛烈にトライを開始した僕だったが、
この後は二度と完登を予感させるところまでいかなかった。
左リップの保持まではそこそこ安定してできるのだが、
その後、二段目の右手アンダーを取るムーブが
どうしてもできない。どうやったか覚えていない。
動画撮っておけばよかった(´Д` )
「神の瞳」なんてやらずに予定通り取り組んでいたらひょっとして・・・
とも思ったが、もはや後の祭り。
スタートダッシュに失敗した僕に
2日目の躍進など期待できるわけもなかった。
ちなみにこの2日間で、
僕以外のメンツはことごとく結果を残したようだ。
グリズリーさん&TKのエイハブ完登をはじめ、
変人仲間のパチは「流れの中に」、ちゃんクミは「コンケーブ」と
それぞれの因縁課題を落としていた。
その中で苦しんだパヤシ君もなんだかんだと
宿題の「玉葱左」を完登しておったよ。
そうです、一人負けです(´Д` )
おまけ動画
2日目は孤独を求めて、ひとり初の屋根岩ボルダーへ。
そこで一番印象に残ったのがこの「霜月3級」。シビレた。
次は絶対、「忘却の果て」を落として、
小川山でも黒帯になってやるんだもん!
《2日間の主なトライ/小川山ボルダー》
【芋岩】マントル 3級×
※またも敗退。フリクションがよくないと無理かも。
【魚岩】変人 SD1級○
※100岩で紹介されている課題。
【隠れ岩】隠れ人 1級×
※ほぼ一手物か? 力不足だった。
【瞳岩】神の瞳 初段×
※リップが止まらなかった。
【忘却岩】忘却の果て 初段×
※左リップ、右上部のアンダー保持まで。大いに脈あり。
【ヴィクター】コンケーブ 3級○
※再登。
【ヴィクター】ランジ 3級×
※飛びたかったのに、飛ぶ体勢にもなれなかった。
【雨月岩】雨月右 初段×
※何もできず即敗退。
【霜月岩】霜月 3級○
※anykey的三つ星課題。
【マッターホルン】残雪 1級×
※一人でやる課題ではないと、途中で自粛。いずれやりたい。
【三角岩】三角トラヴァース 3級×
※中間部のムーブを解決できず。
【三角岩】大三角 4級○
※バランス&パワーの好課題。
【クジラ岩】穴社員 3級○
※再登。
【ホワイト・ブロック】ホワイト・アウト 3級◎ OS
※高い位置でのやさしいマントル。
【スイール】3級×
※初めて一手目が止まったけど、体が上がらず敗退。
PR