2014年1月12日
今年初の外岩は、約1年ぶりの湯河原幕岩。
足首の骨折以来、すでに4度目の外岩だが、
どうにもこうにもやる気がわいてこない僕としては、
状況を変えるきっかけにしたいという思いがあった。
そうはいっても、これは気持ちの問題であって、
一度ゆるんだ緊張の糸を張りなおすのはなかなか難しい。
体重は平常時で65㎏を切ったり超えたりの繰り返しで、
ベストの62㎏台からはほど遠い状態が続いている。
ジムに行ってもせいぜい2時間も登れば、
もういいかなという感じで体を追い込むこともない。
去年の自分とは別人のようです(´Д` )そんなこんなで訪れた湯河原だが、
自分の中では「けっこうやれるんじゃないの」という
根拠のない自信があった。
今思えば、なんでそう思えたのか不思議でならない。
この日はまず解禁された正面エリアを探り、
午後から梅林ボルダーという流れとなったが、
僕はネット上の情報で見つけた
「ヒールマン1級」というトラバースのカンテ課題狙い。
どうやらストレニュアス系で得意そうな匂いがしたので、
あわよくば初の1級オンサイトという思いがあった。
結果、5~6回やって全部同じとこで落ちた
(´Д` )同行した盛り、グリズリーさんが数度のトライで完登する中、
この課題に狙いを絞っていた僕は、
何の計算もない怒涛のマシンガントライをかまし、
そして何度か危ない落ち方をしながらも
どうしてもやめられなかった。
さすがにそれなりの経験を重ねているだけに、
これ以上のトライは意味がないし、
同行している皆に迷惑がかかるため場所を移動したが、
今思い返しても、あのペースでトライを繰り返して、
登れるわけがなかったと思う。
なんか楽しかったんですクライミングは登れそうで登れない課題を、
頭と体をフル動員で解決していくところが一番面白い。
それに自分一人で挑み、乗り越えた時に
ものすごい感動があることは間違いがないが、
今の自分に必要だったのは
謙虚な思いで、仲間と一緒になんやかんやと、
同じ課題に挑むシチュエーションだったのかもしれない。
夏から続いた2度のケガからの復帰以来、
以前の自分とのギャップを受け入れられず、
焦りばかりが募って、
しまいには投げ出したくなっていたように思う。
今回の湯河原では今の自分の状況を
改めて思い知らされた形となったけど、
同時に僕が登れていない間に
まわりのみんなが成長していることに驚かされた。
この日は坊主(※)だったパヤシ君だって、
僕から見たらまさに伸び盛りだ。
(※ちなみに大山岩の女坂、男坂は以前にRP済み)
今に見てろよ(´Д` )(おまけ動画)
《主なトライ/湯河原幕岩ボルダー》
【丹沢岩】トラバース 6級◎
※OS。アップによろしい。
【大山岩】女坂 SD3級◎
※うれしい3級OS。
【大山岩】男坂 SD2級〇
※置いてきぼりを食らいそうになった。ほかの3人とはムーブが違った。悪い癖。
【亀岩】ヒールマン 1級×
※本来、得意系だと思う。悔しい。
【梅林ボルダー】袈裟切り SD2級×
※去年より進まなかった。指がつった。
【米粒岩】米粒 4級×
※難しい。もっと右からスタートしてもよかったのか?
【米粒岩】米櫃 SD4級×
※後で他のクライマーの動画を探ってみたところ、ほぼ新規の課題をトライしていたことが判明。カンテは右手のみという限定を暗黙の了解の元にトライを続けてしまった。2級はつけたい。
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